労働組合の活動を多くの組合員・労働者に知ってもらうために、機関紙を発行している組合も多いのではないでしょうか。一般の新聞、雑誌、SNSなどと同様に、労働組合の機関紙も「どうしたら読んでもらえるか」が大きな関心事。そこで今回、横浜地区労加盟組合の建設横浜一般労組みなと支部の主任書記をされている岡村さんに、組合本部教宣部の活動を紹介していただきました。
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建設横浜教宣部は月初めに毎月部会を開催しています。部員は20人おり、会議参加者は毎回10人前後です。うち専従書記6人が機関紙編集作業に実際にあたっています。
≪合評でよりよい紙面づくりを≫
部会では各支部の取り組み報告を元に次号の機関紙編集の方針を立てると共に、出来上がった機関紙の合評を必ず行っています。良い点、悪い点を出し合う合評(がっぴょう)を行うことでよりよい紙面づくりを目指しています。
現在のような機関紙「けんせつ横浜」になった最大の要因は、2011年6月に教宣活動に情熱を持った瀧川さんが教宣部長に就任してからです。大工が本業の瀧川さんですが、機関紙づくりに関しては、レイアウトから記事の書き方、写真の撮り方に加え、パソコンにも詳しく、所属の神奈川支部ではソフトを使って支部報を作成し、インターネット対策も早い段階で対応し、支部のホームページを立ち上げるなど部長として全体を引っ張り、私たち専従書記は多くのことを学ばせてもらいました。「機関紙は仲間の顔が見えるものに」「機関紙は仲間の声を主役にする」などはすべて瀧川さんに激しく、厳しく教えられたものです。
≪良い点、悪い点を遠慮なく指摘して≫
瀧川部長時代の部会は特に合評を重視していました。もともと合評は行っていましたが、よく出来ている、この記事がいいといった軽い感想のものでした。これが相互に良い点、悪い点を遠慮なく指摘していく内容に変わり、次号への反省点を出し合う合評へと変わりました。瀧川さんの鋭い指摘に時には泣きたくなるほどでしたが、的確な指摘が、大きな糧となって今があると思っています。
瀧川さんは任期を1年残した2018年3月に急逝、残りの任期を急きょ海老塚さんが引き継ぎ、その後は瀧川さんの高校の後輩にあたる大川さんが4年、そして現在は瀧川さんに誘われて教宣部員になった40代の宮さんが部長を引き継いでいます。
引き続きスタイルの変わらない毎月の部会はもとより、毎月発行される支部報を本部会議室に掲示することやSNS対策も行い、よりよい機関紙、情報発信を目指し、日々活動を発展させています。
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