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県公務公共一般労組~要求交渉.更なる前進へ~

 神奈川県公務公共一般労組では、各分会で毎年要求書交渉を実施しています。

 昨年度のかながわフィルハーモニー分会の要求書交渉では、大幅にカットされている賃金の回復などを柱とした要求を提出し、交渉を行いました。

その結果、各年齢ともカット率を縮小することとし、60歳以上では約60%支給だったものを65%支給まで回復させました。

また、早期退職制度の運用について、22・23年度に実施された早期退職一時金50万円上乗せ支給を24・25年度についても実施することになりました。

 

 神奈川県計量協会分会では、分会結成以来毎年交渉を実施し、昇給等を勝ち取ってきましたが、公務職場との格差は大きく開いたままです。

昨年度は県公務一般労組が非専従体制になって初めての交渉となりましたが、昨年度春闘全体の賃金アップの成果や、職場の実態、法に基づく極めて公共性の高い業務を実施していることを基調として要求書案を作成し、交渉を行いました。

要求に対して事務局側も誠実に対応し、定期昇給4000円、ベースアップ4000円の実施、県より低水準の一時金について今後3年間で県と同水準に引き上げ、欠員の新規採用の実施、55歳昇給停止の撤廃、新給与表に向けた協議継続など、ほぼ満額回答を引き出しました。

 

両分会とも少人数の分会ですが、毎年分会で要求書を作成し交渉するという取組みに加えて、春闘全体で労働組合が勝ち取った成果を背景にして要求が大きく前進しました。今年度も依然として同一職種や公務職場と較べて格差のある労働条件の是正に向けて、各分会で要求書交渉を進めていきます。