≪私たちの春闘①≫ 港湾労働組合の闘い
≪アンケートで要求集約、スト権を背景に集団交渉≫
港湾労組では春闘要求確立のため、全分会を対象とした春闘アンケートを実施し、組合員の生活実態や労働条件の聞き取りを行っています。
集約されたアンケート結果を基に職場・分会・部会で徹底的に議論を深めます。
その中でも「1か月にあといくら収入が不足していますか?」という設問の回答を軸に全分会統一の春闘要求を作り上げます。
その他、職場ごとの要求は分会で討議した後、本部で集約し要求書に反映されます。
特徴的な取り組みとして要求提出は全ての経営者に対して春闘統一要求の趣旨説明と共に集団交渉を開催しています。
一部を除いた分会において有額回答も集団交渉で行われます。
個別交渉では要求実現に向けて労使がお互いに納得できるまでストライキ権を確立しつつ議論を重ねます。
毎年スト通告を出しながら交渉をしてきた分会では、大幅な賃上げに向けて分会の雰囲気が高まっています。
また、現場の人員不足に悩まされている分会では有効な対策を打てない会社への不満が高まり指名ストの実施も討議されています。
≪産別共闘でもはがきアンケート≫
港湾産業の官民一体で組織される産別共闘団体の港湾労組協議会(港湾労協)と一体となって港で働く仲間の就労環境向上のために港に向かうバス停や、港にある各事業所を訪問しハガキアンケートの配布に取り組んでいます。
集まった要望を横浜市港湾局に提出しこれまでに公衆トイレの設置、路面の回収や通勤バスの改善などを実現してきました。
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