あけましておめでとうございます。
横浜地区労は1月6日に「赤旗びらき」を開催し、2023年の活動をスタートさせました。
加盟組合、OB会、ご来賓の皆様に新年早々にもかかわらず70名(オンライン参加3名含む)の方にご参加いただきました。ありがとうございました。
今年の赤旗開きでの新春学習会は全労連の布施さんを講師に「労組結成相次ぐ!アメリカで今何が起こっているのか」と題して学び合いました。
スターバックスやアマゾンなど、アメリカで広がる労働者の現場からの闘い、労働組合結成の大きな激動を学び、私たちも労働運動の発展強化の思いを強く固め合いました。
※講演のアーカイブの配信は近日中に横浜地区労のHPにて公開予定ですのでぜひご覧ください。
年頭のごあいさつ
≪労働組合に課せられた使命≫
横浜地区労働組合協議会
議長 佐々木信吾
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
労働組合として注目すべきテーマは無数にありますが、私は年頭にあたって、2つの世界的潮流について「労働組合に課せられた使命」を考えてみたいと思います。
(1) 軍事拡散にNOを突きつけること。
昨年来、ロシアのウクライナ進行の報道に接しない日はありません。また、軍事的挑発を繰り返す国は世界中に存在しています。右も左も関係なく、市民を殺し、未来を刈り取る戦争は絶対悪です。
しかし、日本ではこの機に乗じてといわんばかりに、議論もせず防衛費を増額する政権があります。憲法も国会も蔑ろにしていることには明らかですし、何よりまんまと「軍事の相互拡散」に加担していることになってしまいます。
政治家はあたかも世論に従ったようなことを言っていますが、本当にそうか?私には都合のよい声ばかりが拡大されているように思えてなりません。
労働組合は労働者の権利のために存在していますが、実は民主的な手続きというその構造的性質から平和維持に向けての世論の受け皿になる側面があります。戦争の阻止!その一点において我々は社会的責任を果たすべき時代にあると思います。
(2) 賃上げの先にあるもの。
春闘に向けての機運が例年になく高まっています。しかし、5%の賃上げを錦の御旗のように掲げるだけでよいのでしょうか?5%という数字は、世界的な物価上昇に殆ど吸収されてしまうのでしょう。本来は「5%を遥かに超える賃上げ」を実現して、溜まりに溜まった大企業の内部留保を吐き出させ、「非正規」などという臨時の雇用を常態化させる風潮に終止符を打たないかぎり日本の労働環境は向上しません。
しかしそれでも、少しでも賃上げの上乗せが達成されれば労働組合の価値に対する関心も高まることもまた事実です。私たちは、今回の春闘で最大限の成果を目指しつつ、そのあとの組織化を実行すべきです。
以上の二点を意識して今年の組合活動に邁進し、あわせて皆さまとの連帯を強めてゆきたいと考えています。
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