≪アテネフランセで労働組合結成!横浜地区労に加盟≫
アテネフランセ労働組合は、語学学校のアテネ・フランセ(東京都千代田区)で働く職員・講師で構成し、国籍問わず、パート職員でも非常勤講師でも、誰でも加入できる労働組合として、今年9月に結成されました。
フランス人講師のA氏は2021年10月に有給休暇を取得した際、同年12月に補講を求められ実施しました。しかし、その補講に対しての賃金1万9800円が支払われなかったため、支払いを求めて労基署に申告しました。
これにより、学校側は中央労働基準監督署(文京区)から「賃金未払い」として是正勧告を受けましたが、学校側は組合員の「労働者性」を認めず、男性の契約形態は「業務委託」だと主張して賃金名目での支払いを拒否し、代わりに「補講の対価」として同額を支払うと提案してきました。さらに、アテネフランセ側はこのA氏のお子さんが通う保育園に電話をかけるなどの圧力をかけており、教職員の中に不安が拡がりました。
A氏は、「契約は雇用契約であり、賃金以外の名目で受領することによって、労働者性を認めない学校側の主張に応じることとなり、今後有給休暇も得られなくなる可能性がある」ことから、「補講の対価」としての受け取りを拒否しています。
このような状況を改善するために、A組合員は、同僚の講師と共に労働組合を結成し、労働者性の確認、労働条件の向上を目指して交渉を行ってくとしています。
10月に入り、今後の組合活動、運営へのサポートを求めて横浜地区労への加盟が申請されたことから、10月12日の横浜地区労第2回幹事会において検討し、横浜地区労は同組合の加盟を承認しました。
アテネフランセ労働組合のHP→https://www.athenee-francais-union.com/
記者会見の様子(Youtube)⇩
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