春闘のアンケート配布行動では多くの組合員の協力で、全県で11万枚配布することができました。横浜地区労も、全戸配布行動や宣伝行動などを通じて多くの労働者にアンケートを届けてきましたが、地区労の役員A氏は単身10000枚のアンケート配布に挑戦し、見事達成。
奮闘の一部を記録した日記を連載でお届けします。
巡業日記⑤「〇月▲日(日)横浜市某区。大和市県営I団地 前編」
昨日に続き本日も団地巡り。今日は最後の最後にとっておいた、全国的にも有名である県営I団地をターゲットに動くことに。この団地は横浜市と大和市に跨がる大規模なものとなっている、全体では3700戸あり、一説によると50カ国語の方々が居住していると言われている。コロナ禍の中では外国人労働者にも大きな影響が出ているため、この団地についてはマストと考えており、満を持して出向くこととした。
ところで、自転車をこいでチラシを配りに行くときだが、寒さが大きな敵となっている。
そのため、昨日の配布行動終了後にワークマンへ行って、ウオームカーゴパンツを購入した。これは暖かいうえ、ポケットも豊富にあり、さらにはストレッチ性もあるという優れもの。しかもデザインもなかなかデニム地なので、ジーンズのようにも見える。まさにポスティング向きの装備だが、お値段はなんと税込み2900円。安っ。この程度ならば経費で落ちないものかと思う。
横道にだいぶそれたが、今日はかごに詰めるだけ詰めて、2400枚のアンケートを配りに行くことにした。妙に気合いが入っており、9時前には自宅を出発して、整備された自転車道を通って目的地へ向かう。天気は上々、気分も爽快と言いたいところだが、風が冷たい。ポスティングを行う中で最大の敵は風だが、今日の風は難儀しそうだ。ちなみに最大の敵は雨ではないのかという突っ込みを受けそうだが、雨の時にポスティングをやるのは愚か者の所行であり、私は愚かではないので敵でも何でも無い。かごに積んでいるアンケートが飛ばされるのではと心配する御仁もいるかと思うが、アンケートを巻いている安っぽい紙テープが意外と強く、風で飛ばされるようなことはないのが癪だ。
約40分向かい風の中ようやくI暖地に到着。まずは横浜側から攻略することとし、手近な棟から配り始める。最初は42号棟から攻めたが、この棟の他に何棟かは後付けのエレベーターが設置されている。それだけ入居者の高齢化が進んでいるということだろう。このエレベーターだが、1階の次は3階、その次が4階、最上階が5階となっている。では2階はというと、止まらない仕組みになっている。要は歩けということなのだろうが、3階から降りるという方法もあるので、階段を下り専用に使うことができるという贅沢な仕組みだ。
しかもエレベーターは階段室に応じて設置されているため、1棟に5基のエレベーターついており、こちらもリッチな構成となっている。肝心な郵便受けについてだが、ポスティングに優しいふた無し仕様となっているためポンポン投函ができるのが楽しい。ところでポンポン投函だが、油断をしていると鬼門である「投函禁止ハウス」に誤って入れそうになるので、調子に乗らないことが必要だ。また、朝早くからポスティングをしているので、外周掃除をしている住民の皆さんとお会いすることが多くなったが、さわやかに「おはようございます」と挨拶をすると不審に思われないと考え、挨拶をすると先方もきちんと返してくれる。ポスティングをする際にも、人間としての基本を忘れてはならないことが必要だ。(後編につづく)
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