≪原水爆禁止世界大会に向けた大行進≫
核兵器廃絶を求めて、5月から8月まで全国各地で取り組まれている「国民平和大行進」が横浜市中区を5月12日(水)通過。横浜地区労はこの日の平和行進に参加し、核兵器廃絶を沿道の労働者・市民に呼びかけました。
昨年はコロナ過の影響で神奈川での平和行進は行うことができませんでしたが、今年は「コロナ禍でも各地域で工夫して何らかの行動に取り組もう」と神奈川県実行委員会で議論がなされ、5月7日に東京から引き継ぎ、5月19日の静岡への引き渡しまで13日間で、県内60自治体、67か所で様々な取り組みが行われました。
中区の平和行進は、神奈川県庁で集会を行った後、県庁から桜木町駅前までをデモ行進。桜木町駅前でのスタンディングアピールを行いました。
■世界140カ国は「核兵器禁止条約」に参加
平和行進には毎年、すべての自治体の首長からメッセージが寄せられます。加えて、神奈川県内のすべての自治体が「非核平和都市宣言」を行っています。
世界的には2017年7月7日に国際連合総会で核兵器禁止条約が採択され、2021年1月22日に発効されました。この条約は、将来的な核兵器の全廃へ向け、核兵器を包括的に法的禁止とする初めての国際条約です。現在世界では140カ国が署名または批准し、世界的な大きな流れとなっています。
しかし、唯一の被爆国である日本政府は、世論調査でも国民の圧倒的多数が禁止条約への参加を求めているにもかかわらず、核兵器禁止条約参加に背を向けています。
1945年に広島と長崎に原爆を落とされた被爆から75年。日本が条約に参加することで、世界とアジアの非核化の流れは一層前にすすめることになるでしょう。被爆国である日本の政府を核兵器禁止条約に賛成する政府へと転換していくことも、私たち国民の責任でもあります。
■原水爆禁止世界大会に参加しよう!
原水爆禁止世界大会実行委員会総会が13日、オンラインで開催され、「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を―人類と地球の未来のために」をテーマに原水爆禁止2021年世界大会を、オンラインを中心に現地でも開催することを発表しました。8月2日から9日まで開催し、1万人の参加を目標にコロナ禍でも広島、長崎からメッセージを発信することを確認しました。
実施形態:オンライン配信
開催時期:8月2日(月)10時~12時30分 国際会議
8月6日(金)10時~12時30分 広島デー集会
8月9日(月)10時~12時30分 長崎デー集会
参加費用:3日間の通し参加 13000円(参加費、原水協募金、被爆者募金)
企画ごとの参加 各7000円(参加費、原水協募金、被爆者募金)
申込期間:6月5日~7月30日
詳細は:原水爆禁止日本協議会まで!
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