≪学習会≫シフト制労働者の権利保護のために
ー契約労働の現状から求められるもの―
5月19日、神奈川労連・労働相談センター・全神奈川地域労組協議会が主催し、学習会が行われました。
講師は全労連・雇用共同アクション事務局長の伊藤圭一さんです。
コロナ禍の労働相談を通じて、シフト制でく労働者の様々な問題が浮き彫りになっています。
紹介された事例では、「労働条件通知書がそもそもない」といったケースから、勤務日数、労働時間の具体的な規定がなく、「勤務シフトによる」「ゼロ時間~〇〇時間」といった契約を交わし、シフトが入らなければ「労働時間ゼロ」を可能とする雇用契約になっているという事例が紹介され、シフトの勤務日が前の週に決まるとか、前日に決まるなど、登録されていて、必要に応じて呼び出され、事実上無報酬で拘束されている働き方が広がっていることが紹介されました。
また、「シフトが確定していない」ことから、休業補償を支払っていないという相談事例なども紹介されました。
講演では、その他様々な相談事例を紹介しながら、シフト制労働や日本政府の対応の問題点を指摘し、EUなど世界の規制の取り組みなどを紹介するとともに、日本国憲法の理念から、あるべき法的規制について問題意識を提供しています。
質疑応答を除く、講義部分をYoutubeで視聴できますので、ぜひご視聴ください。
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