4月17日(土)、労働組合や法律家などでつくる神奈川憲法共同センターは「菅首相による学術会議任命拒否と会見を考える会」を開催しました。講師は東海大学法学部の永山茂樹教授。公演はyoutubeで公開していますので、ぜひご視聴ください。
日本学術会議とは、日本の科学者を国内・国外に代表する機関で、「学者の国会」とも言われています。そのような組織の人事に政府がが移入することは、国家による「学問の自由」の侵害となるおそれがあります。と講演をスタートさせた永山氏。日本学術会議の設置基準を示した法律や、その活動を紹介しながら、この組織の持つ「独立性」の重要性を明らかにしました。
そして、なぜ6名の研究者は菅首相によって任命を拒否されたのか、その違法性、これまでの政府見解をも反故にする菅政権の幼稚で乱暴な政治を明らかにしました。
以下、レジュメの項目をご紹介します。ぜひ動画をご視聴ください。
【学習会レジュメ】
1,日本会議とはどういう組織か
2,6名はなぜ任命を拒否されたか
3,任命手続きは法律ではどう書いてあるか
4,これまでの政府の説明
5,政府はいつ法解釈を変えたのか
6,「学問の自由」をめぐる事件
7,憲法の定めるは「学問の自由」とは
8,学者たちはどう考えているか
9,他国の学術団体は?
10, 「学術会議が悪い」という意見について
11, 学術会議の「軍事研究の推進」に対する声明
12, 任命拒否と一般国民との関係
13, 会員任命拒否と菅首相の政治との関係について
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