労働組合つくりましょ!横浜地区労がサポートします!

労働組合をつくるために必要なことは、最初の一歩を踏み出すこと。
 
労働組合が、他の団体・組織と一番の違うのは
憲法で保障された「労働者の権利」を実現していく為のツールだということ。
 
この権利を行使してこそ、働く者の願いを実現させていくことができます。
皆さんの願いはなんですか?
●給料を上げてほしい
●正社員として働きたい
●職場からパワハラやセクハラをなくしたい
●安心して働ける、もっと働きやすい職場をつくりたい  etc
 
我慢していても現状は変わりません。
自ら声をあげ、要求してこそ現状を変えていくことができます。
労働組合はそのための武器になります!
 
労働組合は二人以上の働く人がいれば可能です。
同時に、より大きな要求を実現していく為には、多くの仲間が必要です。
多くの仲間に声をかけて(注)多くの仲間とともに、労働組合を強く大きくしていきましょう!



労働組合を作ることは難しくない!



労働組合は、労働者が二人以上集まればいつでも自由に結成することができます。労働組合を結成することは、あくまでも労働者自身の問題ですから、いつでもだれでも自由に結成することができます。役所などに書類で届け出る必要もなく、まして使用者の承認などとやかく言われる筋のことでもありません。

ぜひ、はじめの一歩を踏み出しましょう!横浜地区労がサポートします(^u^)
 
(注)労働組合が結成されるまでは「会社には内緒」で仲間を集めましょう。詳しくはコラムを読んでね!
 

連載コラム

part1「はじめに」

労働組合をつくるお手伝いをします!
ということで、労働組合づくりのノウハウを書いていきたいと思います。
今、私たちの組合(地域労組よこはま)や神奈川労連、全労連には凄まじい数の労働相談が寄せられています。
神奈川労連では一月に100人を超えるかたが相談に訪れます。殆どは電話ですが。年間では1000件以上の相談が寄せられています。
これはかつてはなかったこと。
これはどういうことか?昔よりも労働の劣化が進んでいるから!という面もあります。と同時に、「諦めたくない。なんとかしたい。なんとかなるにはどうしたらいいんだ~」といったエネルギーが膨れ上がっているという面もあるんではないでしょうか。
と同時に、インターネットの力ですね。
おかしい、なんとかしたいと思って、ググってみれば「神奈川労連労働相談センター」にヒットします。
ネット経由で電話してくる人が圧倒的に多いのも最近の特徴ですね。
さて、本題に戻して、
「なんとかしたい!」という思いの一つの打開策が「労働組合をつくる!」です。
もちろん「労働組合に入る」ということも選択肢としてはアリだと思います。
でも、職場で組合をつくり、要求を実現していくためには「君が踏ん張る!」ことが大事です。一部の活動家にお任せしていても他力本願。状況は切り拓けませんよ!
ということで、労働組合をつくるということについて、勉強してみる価値はあると思います。
一応、毎日ノウハウの更新をしていくことを目指しているので、組合作って職場を変えるために、一緒に勉強していきましょう!

 

Part2「まず大切なのは要求の絞込み!けっこう苦手な選択と集中です!」

みなさんの職場にはどんな人たちがいますか?

といっても「かわいい」「イケメン」とかいうことじゃなくって、

職種だったり、雇用形態(正社員?派遣?期間工?アルバイト?不明?)だったり、家族構成だったり。という意味。

という意味といってもよくわからんけど(笑)

同じ会社内でも、事務の人がいたり、営業の人がいたり、技術職の人がいたりetc いろんな人たちがいますよね。

さらに同じ仕事でも、正社員、派遣社員、パート、アルバイトetc いろんな人がいる。

独身の人、新婚の人、子育て真っ最中の人、親の介護をしている人、体が不自由な人etcプライベートな部分でもひとりひとり置かれている状況は違いますよね。

こんな多種多様な人たちをつなぐ「要求=一致点」を見つけ出すことが大切です。

要求は労働組合にとって「命」です!

例えば、どこの政党を支持するかとか宗教を信じているかといった「思想信条」や「性別」「年齢」「国籍」など、こんなことを労働組合の活動の条件にしていたら、職場内はバラバラになってしまって、一向に団結できません。

「要求」に基づく一致点だけで力を合わせることが大切です。

話は外れますが、毎週金曜日の首相官邸前抗議行動行ったことあります?

おそらく今生きている人の中では、ほとんどの人が体験したことのないような規模の行動が展開されています。

あれがなんで広がったのか!それは「一致点での共同」だからだろうと思います。

ご存知のように、政党も右から左まで参加しています。右翼の人達と、子連れのママたちが一緒に参加する集会も珍しいでしょ。

いろんな人たちが、自分たちの主義主張はとりあえず置いといて、「原発反対!」という一つの要求の下に集まったから、あれだけの規模の行動に発展したんだろうと思います。(もちろん他にもいろんな要因はありますよ)

話はもどって

では要求ってなんでしょう?

「給料が低いからもっと上げて欲しい」「残業したくない」「残業代払ってもらえていない」「上司が暴力を振るうので怖い」「給料減らされた」「子ども生んでも働き続けたい」「育休とりたい」「人をもっと増やしてほしい」etcもっともっとあるはずです。

こんな声をとにかく集めることが第一歩。

アンケートでもいいし、直接聞いてもいいなんでもいいから声を聞こう!

それで、こんな声を集めて、「要求」にしていくために、よ~く話し合うことが大切です。

「この声はみんなの合意を得られるね!」「いや、この声はちょっと利己的だから共感得られないでしょ」といった形で、みんなの声を要求にするために、議論を重ねます。

ここを一部の人たちで「ささっと」やっちゃうと、あとになってトラブルのもとですので、しっかりやることが大事。

そして、絞れた要求を「説得力ある要求」にするために、学習と調査、分析も重要になってきます。