横浜地区労は7月27日(土)波止場会館にて、第90回目となる定期大会を開催しました。
今、労働者を取り巻く状況は深刻さを増しています。
一方で、近年はストライキに立ち上がる労働組合が拡がり、多くの労働者が闘う労働組合にエールを送るという状況の変化も生まれています。
横浜地区労の加盟組合もその変化を目の当たりにしてきました。
昨年度に続き、職場に労働組合をつくりたいと労働組合を立ち上げ、支えを求めて地区労に加盟した組合も生まれています。
本定期大会では、このような情勢の激動の中での加盟組合の奮闘、横浜地区労の役割(加盟組合支援、労働者の組織化、地域共闘)を発揮してきた一年の活動を確認し合い、新しい方針と役員を採択しました。
大会では、議案提案の後、4つのグループに分かれ分散討論を行い、参加者一人一人の思いを出し合いました。
終了後に回収した「アクションペーパー」にも多くの思い、感想、意見が寄せられました。横浜地区労は、これらの加盟組合、組合員の声を運動に反映させ、強く大きな労働運動をつくっていくために引き続き奮闘します。
分散会報告
今回の定期大会では、議案の提案を受け、参加者の意見をより出し合うために分散会を行いました。4グループに分かれ、60分間の分散会を行いました。
全大会で報告された各グループの要旨を紹介します。
第一グループ
各組織の課題が出されました。
支配する側の横暴勝手が深刻さを増しています。立ち向かうためには職種を超えた連帯が必要。
お互いの課題を認識し、話し合い、共有していくことが大切で、活かしあっていこう。
第二グループ
今回の運動方針であらたに提起されていた「行政への要請行動」について様々な意見が出されました。
参加者はいろいろな意見を聞くことで新しい視点に出会い、多くの気づきを得ました。
要請先の行政としては、経産省の出先機関に「ガソリンが高いのを何とかしてほしい」という要望を持っていきたいという意見も出されました。
「毎月街頭宣伝」の方針提案について、労働組合を知らない人たちに姿を見せて伝えていくことが大事。私たち自身も、演説や人に伝わる話し方など上達していかないといけない。
第三グループ
行政への要請について、「個別の要請にこられても内部としては困ってしまう」という声が出され、どうしたらよいかというテーマで方針が議論され深めることができた。
「労働委員会への申し入れもしたい」
いろいろな意見が聞けて、分散会良かった。
第四グループ
いかに組合員を増やすのかがテーマとなった。
「組合は交渉によって成果を出しているのに、組合員が増えない」という悩みが出された。
ある職場では「電子レンジの設置を求めた。小さいことでも身近なことをひとつづづ要求して、実現していくことが大切ではないか。」「こういう場(地区労大会)に来て、いろいろな話を聞くと元気になる。勉強になる。そういう場にもっと多くの人に参加してもらえたらいいと思う。」など、様々な意見が出されました。
大会後に寄せられた感想(抜粋)
■自分が所属する組合以外の方々から現状や課題を聞くことができ、改善できる労働環境、労働条件には「こんなこともできそうだ」ということを意識することができた。ぜひ、当組合の他の組合員にも参加してほしいと感じた。
■各組合の状況は違っても、働きやすい職場、待遇改善等共通している。力を合わせて良くしていきたいと改めて思いました。
■大会なのに分散会があって、議案の内容を討議するのが新鮮でした。
■今後も頑張っていこう。公務員は恵まれていると思っていたが、意外とそうでもないと感じた。
■他の業種にも様々な問題があることを実感することができました。お互いに頑張りましょう。
■様々な職種の組合員の方々と交流することで、普遍的な課題やこれまで気づかなかった問題点など、色々と勉強になりました。改めて組合の結束の重要性とありがたさを実感した次第です。新しい視点、そして巨視的な展望を持つために、このような会合はとても大切だと思いました。とてもありがとうございます。
■いろいろな意見に励まされました。頑張ろうかなと思った。 等々
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