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原水禁大会2022へ地区労代表が参加

被爆77周年を迎えた広島市内で8月4日、原水爆禁止2022年世界大会が開催されました。

被爆者、国連、各国政府、市民社会などが共同し、核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて、核兵器の使用・脅威を許さず、廃絶を求める大会として成功しました。

横浜地区労は、加盟組合からのカンパによって毎年代表を派遣しています。

今年は日検労横浜支部のYさんが地区労代表として参加。

神奈川からの参加は116人でした。

Yさんに感想を寄せていただきました。

 

『被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を—人類と地球の未来のために』

 8月4日から6日にかけて、横浜地区労の代表として広島原水爆禁止世界大会に参加してきました。

 8月4日、広島県立総合体育館で行われた開会総会へ行くと日本各地、世界各国から平和と核廃絶運動を支持し連帯する人々が集っていて、とても心強いと感じました。また核兵器のない世界の実現に向け、長年にわたり活動してこられた方々に深く敬意を表します。

 国際会議ではそれぞれの国の活動家、団体代表の方々の話を聞き世界情勢をたくさん知ることができました。被爆者の方の話を聞くと当時の光景が目に浮かびとても心が痛みました。そして今なお生活している被爆者の方々は心身に深い傷を負って生きている事を忘れてはなりません。

 そしてロシアがウクライナ侵攻している理由はロシアとNATOの対立であるとロシア代表の方が言っていました。私はなぜウクライナはNATOに加盟していないのだろうと疑問を持ちましたがそもそも日本も加盟していませんでした。加盟するにはいくつかの条件、またリスクなどがあることが理由だと分かりました。

 8月5日、原爆資料館へ行きました。写真や映像、当時の物などを見ましたがたくさん考えさせられるのもがありました。街を破壊し、人々には恐怖、絶望を与えたこの原爆は絶対に無くさなければいけません。

 8月6日、平和記念公園で8時15分に黙祷をしました。そして原爆ドーム辺りを歩いていると県内の中高生たちが核廃絶を世界に訴えるために署名活動をしていたので署名しました。こういった署名活動で少しでも世界がいい方向に変わればと思います。

 この3日間で今まで以上に世界平和について考えさせられました。また今回学んだ知識を次の世代へと継承していかなければならないと思いました。このような機会を与えてくださった横浜地区労の皆様、本当にありがとうございました。 (日検労横浜支部)