Part2「まず大切なのは要求の絞込み!けっこう苦手な選択と集中です!」
みなさんの職場にはどんな人たちがいますか?
といっても「かわいい」「イケメン」とかいうことじゃなくって、
職種だったり、雇用形態(正社員?派遣?期間工?アルバイト?不明?)だったり、家族構成だったり。という意味。
という意味といってもよくわからんけど(笑)
同じ会社内でも、事務の人がいたり、営業の人がいたり、技術職の人がいたりetc いろんな人たちがいますよね。
さらに同じ仕事でも、正社員、派遣社員、パート、アルバイトetc いろんな人がいる。
独身の人、新婚の人、子育て真っ最中の人、親の介護をしている人、体が不自由な人etcプライベートな部分でもひとりひとり置かれている状況は違いますよね。
こんな多種多様な人たちをつなぐ「要求=一致点」を見つけ出すことが大切です。
要求は労働組合にとって「命」です!
例えば、どこの政党を支持するかとか宗教を信じているかといった「思想信条」や「性別」「年齢」「国籍」など、こんなことを労働組合の活動の条件にしていたら、職場内はバラバラになってしまって、一向に団結できません。
「要求」に基づく一致点だけで力を合わせることが大切です。
話は外れますが、毎週金曜日の首相官邸前抗議行動行ったことあります?
おそらく今生きている人の中では、ほとんどの人が体験したことのないような規模の行動が展開されています。
あれがなんで広がったのか!それは「一致点での共同」だからだろうと思います。
ご存知のように、政党も右から左まで参加しています。右翼の人達と、子連れのママたちが一緒に参加する集会も珍しいでしょ。
いろんな人たちが、自分たちの主義主張はとりあえず置いといて、「原発反対!」という一つの要求の下に集まったから、あれだけの規模の行動に発展したんだろうと思います。(もちろん他にもいろんな要因はありますよ)
話はもどって
では要求ってなんでしょう?
「給料が低いからもっと上げて欲しい」「残業したくない」「残業代払ってもらえていない」「上司が暴力を振るうので怖い」「給料減らされた」「子ども生んでも働き続けたい」「育休とりたい」「人をもっと増やしてほしい」etcもっともっとあるはずです。
こんな声をとにかく集めることが第一歩。
アンケートでもいいし、直接聞いてもいいなんでもいいから声を聞こう!
それで、こんな声を集めて、「要求」にしていくために、よ~く話し合うことが大切です。
「この声はみんなの合意を得られるね!」「いや、この声はちょっと利己的だから共感得られないでしょ」といった形で、みんなの声を要求にするために、議論を重ねます。
ここを一部の人たちで「ささっと」やっちゃうと、あとになってトラブルのもとですので、しっかりやることが大事。
そして、絞れた要求を「説得力ある要求」にするために、学習と調査、分析も重要になってきます。